弁護士が担う相続の役割って何?

こんにちは!

ヤーマンです!

 

相続でトラブルが発生した場合や、手続き方法についてどうしたらいいのかわからない、ということがありますよね?

そのような時は誰に相談したら良いのでしょうか。

法律に関することは弁護士に相談するというイメージですが、相続に関することも弁護士に相談すべきなのでしょうか?

そこで今回は、弁護士が担う相続の役割について解説していきます。

相続における弁護士の役割は?

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相続における弁護士の役割には以下のようなことがあれります。

  • 遺言書の作成
  • 遺産分割協議
  • 相続放棄
  • 遺留分侵害額請求

ここでは、それぞれの役割を詳しく説明していきます。

遺言書の作成

遺言書の種類は大きく分けて三つの種類があります。

  • 自筆証書遺言
  • 公正証書遺言
  • 秘密証書遺言

もっとも手軽なのは「自筆証書遺言」です。

遺言書を作成する多くの方が、自分で遺言書を作成する「自筆証書遺言」で作成しています。

しかし、自分で遺言書を作成する際に表記方法が分からなかったり、遺言書の内容が適切かどうかわからないことが多いです。

そのような時は弁護士に相談しましょう。

専門的な見地から、遺言書の書き方や遺言書の内容まで詳しく説明してくれます。

遺産分割協議

遺産分割協議自体は相続人同士でしなければなりません。

しかし、「どのように遺産分割協議をしていいのかわからない」、「相続人同士の意見が合わず話し合いがまとまらない」ということも多いです。

そのような時は弁護士に相談すべきです。

専門的な知識をもとに、どのように分割したらよいのかということをアドバイスしてくれます。

また、弁護士は相続トラブルに発展してしまった時など、第三者として調停や裁判などを行うことも可能です。

相続放棄

相続放棄の手続き自体は自分で行うことも可能ですが、内容が複雑だったり収集する書類が多いため弁護士に依頼した方が良いでしょう。

また、相続放棄は相続開始から3ヶ月以内にしなければなりません。

手続きの方法が分からず悩んでると、あっという間に時間がたってしまいます。

弁護士に依頼することで、必要書類の収集から相続放棄申述書への記入や提出など、全ての業務を任せることができるので安心です。

遺留分侵害額請求

遺留分侵害額請求を知らないという方は多いです。

相続財産を、法律で定められている分より多く受け取った方に対して請求することを遺留分侵害額請求といいます。

例えば、夫が自分の愛人に全財産を相続させたとします。

本来であれば妻や子供が相続する財産も愛人へいってしまった訳です。

そうなってしまうと、残された妻や子供はその子の生活に困ってしまいます。

そこで、遺留分侵害額請求の出番です!

残された妻や子供は、自分の取り分を請求することが可能です。

しかし、知識のない方はいくら請求していいかわからないですよね?

そのため、弁護士の力を借りると、侵害額に相当する金銭の返還について交渉してもらうことができます。

相続における弁護士の役割は大きい

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相続において弁護士の役割はとても大きいです。

遺言書の作成や遺産分割協議、相続放棄、遺留分侵害額請求は自身の人生を大きく左右する場合があります。

そのため、上記のような内容を行う場合は弁護士に相談したほうが良いです。

弁護士に相談することにより面倒な手続きを正確に行う、または任せることができるので、安心して相続手続きを進めることができます。

相続において、弁護士がどんな役割を担ってるのか把握しておきましょう。

弁護士の役割を知っておかなければ、「誰に相談して良いのか分からない」ということになってしまい、専門家をたらい回しにされてしまう恐れがあります。

スムーズに相続手続きを進めるためにも、様々な士業の役割を把握しておいて損はないでしょう。