こんにちは!
ヤーマンです!
相続や法律にあまり馴染みのない方は、司法書士の役割が分からないという方もいます。
相続では、司法書士はどのような役割を担っているのでしょうか?
相続での司法書士の役割を知ることにより、「この場合は司法書士に相談すべきだ」ということが分かるので悩まずに済みます。
そこで、今回は司法書士の役割を解説していきます。
司法書士の役割は不動産の登記
司法書士の一番の役割は主に不動産の登記となります。
不動産の登記は自分ですることも可能ですが、収集する書類や書籍が複雑で知識がなければなかなか難しいです。
そのため、司法書士に依頼する方も多いと思います。
司法書士に不動産の登記を依頼すると、戸籍等の書類一式を収集してもらい、書類を作成してもらうことが可能です。
調べる時間や手間をかけたくないという方は、相続登記を司法書士に依頼してみましょう。
不動産の登記以外の役割は何?
不動産の登記以外で、司法書士の役割はどのようなものがあるのでしょうか?
登記以外でも司法書士の役割は意外と多いです。
- 相続放棄
- 遺産の調査
- 遺産分割協議書の作成
- 遺言書の作成
上記のようなものが、不動産の登記以外で司法書士の役割となります。
ここではそれぞれの項目について詳しく説明していきます。
相続放棄
「遺産を相続したくない」という場合はどうすれば良いのでしょうか?
遺産の中には、貯金などのプラスの財産もあれば、借金などのマイナスの財産もあります。
マイナスの財産が多い場合は、相続放棄を検討することもあるでしょう。
相続放棄をしたい場合、弁護士もしくは司法書士に依頼することとなります。
手続き自体は自分の手で行う事も可能です。
しかし、修正する書類や書式が複雑なため、専門家に依頼したほうが時間と手間がかからずに済みます。
また、相続放棄は、相続発生から3カ月になりに手続きを行わなければなりません。
相続放棄の仕方が分からずに悩んでしまうと、時間が経って手続きができなくなる恐れがあります。
そのため、相続放棄は専門家にお願いした方が良いでしょう。
遺産の調査
亡くなられた方の遺産がどうなってるのか分からない場合も多いですよね?
プラスの財産が多ければ良いのですが、借金などのマイナスの財産が多い場合、相続放棄や限定承認なども検討しなければなりません。
そのような時の遺産の調査も司法書士の役割となります。
正確に遺産の調査を行わなければ遺産分割協議を行うことはできません。
また、遺産の中には相続人が亡くなることによって発生する、生命保険や死亡退職金などがあります。
相続人が知らない財産も多いです。
そのため、遺産の調査は司法書士にお願いした方が良いでしょう。
遺産分割協議書の作成
遺産分割協議書の作成も司法書士の役割となります。
遺産分割協議をした際、遺産分割協議書を作らなければならないという決まりはありません。
しかし、遺産分割協議の内容を証拠として残しておくためにも、遺産分割協議書を作成しておいた方が良いです。
遺産分割協議書には記載しなければならない事項や注意点があるので、自身で行うより司法書士にお願いした方が良いでしょう。
遺言書の作成
遺言書の作成は司法書士の役割となります。
しかし、弁護士や行政書士も業務を行うことが可能です。
遺言書は自分で作成することもできますが、書式が決まっていたり内容によっては相続人同士で揉めてしまう可能性があります。
そのため、遺言書作成を検討している方は、専門家に相談したほうが良いでしょう。
司法書士の役割は多岐に渡る
相続における司法書士の役割は多岐に渡ります。
不動産の登記はもちろん、遺産の調査、遺産分割協議書の作成、遺言書の作成など幅広いです。
また、依頼する司法書士によっては遺産の調査から遺産分割協議書の作成、不動産の登記まで一括で行なってくれる場合もあります。
司法書士の役割を把握しておけば、上記の内容について誰に相談して良いのか分からず、「専門家をたらい回しにされてしまった」ということが少なくなるので覚えておきましょう。